学資保険の特約 災害特約
学資保険の災害特約とは、被保険者である子供に不慮の事故が起こった際に、保険金を受け取れる特約のことです。医療特約のようなケガに対する保障とは異なり、高度障害や死亡時に保険金を受け取れることができ、その後の生活費の支援や大きな治療を受けるための治療費として使える特約です。
災害特約を付加するメリット
災害特約を付加するメリットは、子供の万が一の事態に備えられるということです。保険加入を検討する際、一家の大黒柱である父親や、母親に対する収入保障保険への加入を検討することはよくありますが、子供に対する死亡保障への加入を検討することはほとんどありません。しかし、子供が交通事故に絶対遭わない、大きなけがは絶対しない、とは言い切れません。学校の帰り道や車での旅行など、子供も大きな事故に巻き込まれる可能性は存在しています。もし、子供が大きな事故に遭ってしまった場合、その後の生活のことや治療費をサポートしてくれるのがこの災害特約なのです。特約として付加しておくことで、子供の教育資金の準備と万が一の事態の子供の保険を一括で管理できることや、学資保険への加入と同時に加入できる手軽さも魅力となっています。
災害特約を付加するデメリット
災害特約は、子供の万が一の保障としての役割を果たしますが、保障対象の範囲が狭いことがデメリットとしてあります。災害特約は不慮の事故を対象としていることがほとんどで、保険金を受け取ることができるのも重度の身体障害や死亡時など、保障の範囲はかなり狭くなっています。また、民間の保険会社よりも保障額の上限が低く設定されていることもあり、重度の障害を負ってしまった場合のことを考えると、十分な保障を得ることは難しいとされています。民間の保険会社が用意しているような十分な保障を得ることは難しいので、保障に関してはまた別に考えるのが無難かもしれません。しかし、子供の万が一と言っても、子供は自宅や学校など安全な場所にいる時間が長いので、念のための保障という程度であれば特約を付加して保障を得るのもいいでしょう。